身延山の枝垂れ桜
桜の木の下には
屍体が埋まっている
と言ったのは、
梶井基次郎だった。
たしかに、
妖しいほどに美しく咲く花の下には
死体が埋まっていなければならない。
そうでなければ、
この世のものとは思えないほどに美しい花が
このようにして咲き誇る筈がない。
西行法師ではないけれども、
願わくば花の下にて春死なむ、
というか、
せめて、
この世に棲む人々が
心癒されるのであれば、
いずれ自分自身が
その死体になって、
美しい花の栄養と化しても
悪くはないような気にさせてくれる
そんな、
春爛漫の春の午後。
しだれ桜で有名な
身延山を訪れてきました。

身延山は、
甲府へ行く途中にあるため
節分祭のときにも訪れて
力士たちが撒いてくれる福豆を
袋いっぱいにゲットしました。

身延の山は一面の桜色。
青葉繁れる前の
淡い花の色の
なんて美しいこと。
それは、
どこか懐かしい
桃源郷の風景を
見ているようでした。


ふるさとは山紫水明花舞ふて
花の季節は
いつも
懐かしさで
いっぱいになります。

どこか遠く還っていくべき
ふるさとのような場所があるような・・・


また、
来年も
元気でいることができれば
もう一度、この場所を訪れて
桜の花を眺めていたいものです。
桜のこと。
「京都編」「甲府編」へと
続く。
、
屍体が埋まっている
と言ったのは、
梶井基次郎だった。
たしかに、
妖しいほどに美しく咲く花の下には
死体が埋まっていなければならない。
そうでなければ、
この世のものとは思えないほどに美しい花が
このようにして咲き誇る筈がない。
西行法師ではないけれども、
願わくば花の下にて春死なむ、
というか、
せめて、
この世に棲む人々が
心癒されるのであれば、
いずれ自分自身が
その死体になって、
美しい花の栄養と化しても
悪くはないような気にさせてくれる
そんな、
春爛漫の春の午後。
しだれ桜で有名な
身延山を訪れてきました。

身延山は、
甲府へ行く途中にあるため
節分祭のときにも訪れて
力士たちが撒いてくれる福豆を
袋いっぱいにゲットしました。

身延の山は一面の桜色。
青葉繁れる前の
淡い花の色の
なんて美しいこと。
それは、
どこか懐かしい
桃源郷の風景を
見ているようでした。


ふるさとは山紫水明花舞ふて
花の季節は
いつも
懐かしさで
いっぱいになります。

どこか遠く還っていくべき
ふるさとのような場所があるような・・・


また、
来年も
元気でいることができれば
もう一度、この場所を訪れて
桜の花を眺めていたいものです。
桜のこと。
「京都編」「甲府編」へと
続く。
、