サロコン・ジャズの宵
「サロンコンサート No、141
出演、「超絶!ラテンジャズトリオ STOMPⅢ」
今夜は「東北関東大震災」の
チャリティーコンサートでした。
以前の会場には
何度も訪れていましたが、
こちらの会場は始めてでした。
会場に入った瞬間、
あ、いい空気・・・
みたいな。
ゆるやかな波動がありました。
もしかして、小曽根真かも知れない、
と、錯覚してしまいそうな
超絶技巧的な指の動きをするピアニストが、
全身で弾いていたのが、このピアノ。
「STEINWAY&SONS」(スタンウエイ&サンズ)
(もともと、ドイツでピアノを作っていた お父さんが、
10人の子供たちと一緒に
アメリカに移住して作ったピアノなので、
「スタンウエイと息子たち」というのだ、と
その昔、読んだ本に書かれてあったような
覚えがあります)
佇まいと色合いが絵になっているようで、
抜群の存在感があります。
なんと言っても気持ちが良かったことは
このピアノが、きっちりと調律されている
ことでした。
正しくチューニングされていること、
それは ピアノだけのことではなく、
楽器としては、ごく普通のことなのですが、
「気持ちよく調律されているピアノ」の
置かれてあるライブ会場は、
意外と少ないような気がします。
ベースは、5弦と、6弦のものでした。
多弦ベースなので、かなり メロディアスなフレーズが
演奏されていました。
ドラムスです。
MCによると、このドラマーは、
かなりマニアックで、
普通の人には
とても理解してもらえないような
細部のところにまで
こだわっている、とのことです。
楽器にこだわる、というのは、
ミュージシャンには、
よくありがちな話しなのですが、
さすがです。
会場は、ほぼ満席でした。
香りの良いコーヒーが
50円で頂けました。
ということで、
とても気持ちのいい、
上質なコンサートの宵でした。
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