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沢田研二「ザ・タイガース」復活コンサート その1


沢田研二・ほぼ「ザ・タイガース」復活コンサート。
浜松アクトシティ大ホールの、およそ2300席は、
ほぼ満席でした。
沢田研二「ザ・タイガース」復活コンサート その1

青い光に包まれたステージに
ゆるやかな足取りで登場してきたメンバーが
それぞれの定位置についた。
一曲目は、
「Mr.Moon Light」。
いわずと知れた
ビートルズ・ナンバーです。
素晴らしく厚みのあるコーラスでした。
この曲を最初に持ってきて、
自分たちの歌唱力、そしてコーラスの実力を
いきなりアピールしてしまおう、
という意図であったのなら、
つかみはOKだったと思います。

続いての曲も洋楽。
 「Do you love me」
 「Time is On My Side」
おそらく・・
彼らが 上京して、
「ザ・タイガース」という
アイドルグループになって、
既成の作家たちから
「ヒット曲」を書いてもらえるようになる以前には
この「ディブ・クラーク・ファイブ」や、
「ローリング・ストーンズ」などの洋楽を
好んで演奏していたのでしょう。
ある意味、これらの洋楽こそが、
彼らの原点だったのかもしれません。
ちなみに、
その昔、
ローリング・ストーンズの
「Time is On My Side」を
最初に聴いたときは、
それが、
ジョンとポールのコーラスに似ているようで、
一瞬、ビートルズが歌っているのかと
思ってしまいました。

さて・・
ザ・タイガースのオリジナル曲は、
彼らのデビュー曲、 
「僕のマリー」からでした。
イントロの「半音進行」が印象的な・・
あの聴きなれた旋律が流れると、
会場全体がタイムカプセルを開けたときの
懐かしい想いに思わず息を飲んでしまうような
名伏しがたい感嘆の声につつまれました。

  ♫ボクがマリーと
  ♫会ったのは
  ♫さみしいさみしい
  ♫雨の朝・・

そう・・僕が、「ザ・タイガース」を
はじめて見たのは、
「雨の朝」ではなかったけれども、
デビュー直後の彼らが、
モノクロ画面のテレビの中で
「僕のマリー」を演奏している
シーンだったのです。

でも、この当時、
どことなく暗くてさみしい感じのする
「僕のマリー」という曲は、
あまり好きにはなれませんでした。

しかし・・今になってみれば、
この曲の持つ深い味わいのようなものが
分かってきたせいか、
「ザ・タイガース」のナンバーでも
好きな曲のひとつになっています。

 「モナリザの微笑み」
 「銀河のロマンス」
 「坊や祈っておくれ」

「銀河のロマンス」は
いつ聴いても名曲ですね。
当時も今も「ロマンチック」なものは
嫌いではありません。
それにしても、
ジュリーのバックバンドである
「鉄人バンド」の演奏の、
なんと素晴らしいこと。

 「Because」
 「Satisfaction」
 「Justine」

そして、また、
「デイブ・クラーク・ファイブ」
「ローリング・ストーンズ」などの洋楽。
 「Because」は、タローが、
 「Justine」は、ピーが
それぞれボーカルのソロをとりました。

「ピーが、40年ぶりに帰ってまいりました!!」

沢田研二が、ピーを紹介すると、
ドラムスのセットされている壇上から、
軽やかな身のこなしで
「瞳みのる」が降りてきました。
年齢のわりには、スレンダーで、
むしろ、今のほうが、
いい男になっていたピー。
ロックンロール・ナンバーを
カッコよくキメてくれました。

第1部終了。
「休憩15分」。

この後、第2部では、
全曲、ザ・タイガースの楽曲を
ジュリーが熱唱してくれました。

淋しい雨
風は知らない
散りゆく青春
花の首飾り
割れた地球
怒りの鐘を鳴らせ
美しき愛の掟
青い鳥
シーサイド・バウンド
君だけに愛を
誓いの明日
シー・シー・シー
落ち葉の物語
ラヴ・ラヴ・ラヴ

続く・・かもしれない。
(いいえ、かならず続きます(笑))



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2011年10月01日 Posted by夢虹 at 08:39 │Comments(14)音楽グループサウンズ

この記事へのコメント
おはようございます(^o^)

コンサートをとても楽しんでこられたのが
文面からひしひしと伝わってきます。
懐かしい曲を全曲披露してくれると
満足感・充実感もたっぷりですね♪

タイガースはコーラスも「売り」なのですね。
ジュリーというより「沢田研二」が身近だった私ですが
タイガースが歌っているのを
聴いてみたくなりました。
Posted by chiko♪chiko♪ at 2011年10月01日 09:32
すご~い!

全曲メモしてたのですか?

僕は、ひたすら入り込んでしまって、曲目、順番はすっかり飛んでました。

でも、ホントによかったですね~!
Posted by BOGGYBOGGY at 2011年10月01日 14:25
良かったみたいですね~


今後もそんなに聴けないこと、かもしれませんね。


今日、GSでなく、S&Gで、お目にかかりましたね~
Posted by パンゲアーノ at 2011年10月01日 19:54
ピーが若い頃より「いい男」になっていた、というのはいい話ですね。
実はおいらも年を重ねるほど「いい男」になることを標榜しているのです。
さて、現在のタイガースのこの人気!イケてるコーラス!
どうです!?これが風格ってやつですか。いいねぇ。
タイガースのいわゆる名曲たちを聴くのも良かったのだろうけれども
洋楽のカバーも良かったみたいですね。
おいらはむしろこちらの方を聴いてみたかった。
夢虹さん、とにかく耳の保養ができて良かったね(^^)
Posted by ナベ at 2011年10月01日 20:07
こんにちは^^ おひさしぶりです。
GS全盛の頃は、幼稚園だったので、あんまり記憶が無いのですが、唯一、テレビので見た記憶が残っているのはタイガースなんですね。

メンバーが大きな木の周りを回っていて、バックには「花の首飾り」が流れていました。

最近の音楽は「打ち込み」が主流になっていますよね。あの電子音を聴いていると、頭が痛くなってきます。

そんな時に、GSを聴くと「人が演奏してる音っていいな。」と思うのです。

リアルにGSを知らない世代にも充分、魅力的ですよ^^
Posted by つよぽん at 2011年10月02日 16:43
chikoさんも
「沢田研二を身近に感じている」
ということは・・・
彼はGS時代から、ずっと、
スーパースターであり続けたので、
意外なほど幅広い年齢層の女性フアンが
存在するようですね。
GS時代のジュリーもカッコよかったけれども
ソロになってからの沢田研二は、さらにアカぬけて
唯一無二の魅力を持つスーパースターになっていました。
この当時の「沢田研二」のような人は、
もう 出てこないでしょうね。

GSとは、「自分たちで演奏しながら歌う」という、
今では誰でもやっているごく当たり前のことを
日本に最初に流行させた大ムーブメントだった訳です。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月03日 07:40
boggyさん、
会場では、すれ違っただけで、
ろくにお話しもできず、失礼をいたしました。

沢田研二が、歌手を目指しているころ、
最初に立ったステージが、
「田園」というお店だったそうです。
そう・・田園・・ね。
何かBOGGYさんともシンクロする部分が
あるようですね。

また、いずれ、
ジュリー談義に花を咲かせませう。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月03日 07:45
パンゲアーノさん、 そういえば、貴兄も「GS世代」よりは、 少しだけ若い世代(笑)のようでしたが・・ 意外と「GS」を知っている人が多いのには 驚かされます。 いい曲が多いですからね。 アコーステックでもいけそうです。 パンゲアーナさんの「GS」ナンバー、 楽しみにしております。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月03日 07:53
ナベさん、
「完全無欠のGS世代」のナベさん。
GSへの想い入れは誰にも負けてはいないでしょうね。
今回は、チケットを取り損ねた、ということのようですが、
アクト大ホール、4階席には、少しだけ空席がありましたよ(笑)。

瞳みのるのドラムス、サリーのベース、
イケていましたよ。
ライブ慣れしている筈の森本タローのほうが
緊張していたのかな・・・
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月03日 08:01
つよぽんさん、
GSブームとは・・・
その後、何度も「バンドブーム」というものが発生しては
消えていく現象を繰り返してきましたが、
この時の「GSブ^ム」というものの特異性には、
幾つもの要素が複合的に絡んでいるようで
今でも興味が尽きません。
また、ゆっくりと、GSについて、
そして、オールディーズについて
お話ししませうね。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月03日 08:06
特別タイガースファンではなかったですけど歌は昔から好きでした これだけメンバーが揃う機会は二度と無いかもしれないという想いで観に行きました 行ってよかったよん~♪ 大満足ですね(^^b

帰りは新幹線で帰ったそうです しまった><さっさと駅にいけばよかった!一目お会いしたかったです^m^

ピーの著者読みました イメージ変わりますね でも凄い人
Posted by てん at 2011年10月05日 19:14
てんちゃん、
私も、行って良かった、と
思いました。
「加橋かつみ」は、いなかったけれども、
あれだけの内容なら、
「ザ・タイーガース復活コンサートだ」と
言っても過言ではないでしょう。
少なくても、もう 
「浜松」では二度と見られない
貴重なコンサートだったと思いますよ。

「銀河のロマンス」
「落葉の物語」
「風は知らない」

昔から、大好きだった曲を、
まさか、今になって
本物の「ザ・タイガース」の演奏で聴けるなんて、
最高でした。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月05日 22:21
夢虹さま、てんちゃん、
当日は逢えずじまいで失礼しました。
1982年同窓会コンサートも行きましたが
今回はやはり思いが違いましたね。。
鉄人バンドのサポートもありましたが
素晴らしい演奏&歌コーラスで
やっぱ、GSの王者だな!って痛感しました。
カバーもオリジナルも本当によかったですよ!
ピーのHP見たら
帰りの新幹線で浜松餃子食べたって!
駅中のピアノを弾くピーの写真もあって
浜松、喜んでもらって嬉しい・・・よね!
てんちゃん、またチャンスがあれば逢いましょうね^^
静岡はすっかり素敵なビルも出来て
浜松とは大違いですし・・・
また遊びに行きます!
夢虹さま、長文ですいません。。。
Posted by rudyrudy at 2011年10月06日 23:58
rudyさん。
私も、これまで、いろいろな人のコンサートに
出かけていましたが、
今回のコンサートは近年になく印象的なものでした。

「ザ・タイガース」は、
私にとっても
深い思い入れのある存在だったので、
今になって、その「ザ・タイガース」の演奏が聴けるなんて・・・
もう・・言葉では云えないほどの感動がありました。
本当に行って良かったと思います。
できるのであれば、
武道館にも行ってみたくなりました(笑)。

「瞳みのる」のHPに、
浜松駅の新幹線改札口を入ったところにあるピアノを
弾いている写真がある、とか・・・
彼らは、あの夜、
「ホテル・オークラ」か、どこかに
宿泊するものと思い込んでいました。
それが分かっていたら、
テンちゃんと一緒に、
ピーが、あのピアノを弾いている姿を
目の前で見たかった(笑)。
Posted by 夢虹夢虹 at 2011年10月07日 20:29
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